韶山SS8型電気機関車

韶山8型電気機関車(SS8)は中国鉄路で使用されている電気機関車のひとつで、株洲電力機車厰と株洲電力機車研究所が共同開発した。

最高運行時速は170km/hで、試験運転時には240km/hを記録した。



SS8 0051号機 2005.06.26 北京西站

設計 株洲電力機車厰、株洲電力機車研究所
製造 株洲電力機車厰
車両番号 0001~0243、2001~2002
生産年度 1994年-2001年
生産両数 245両
最高速度 170km/h
全長 16,300mm
軸配置 B0-B0
軌間 1,435 mm
電気方式 交流25,000V (50Hz)
主電動機 ZD115 直流電動機×4基
定格出力 3,600kW
制御方式 サイリスタ連続位相制御

 

★前期型 0001~0130号機



SS8 0051号機 2008.03.27 北京西站

前面窓小窓化、DC600V客車給電装置設置、空調機器移設等の改造後の姿(上部の写真と同一機)。

 

★後期型 0131~0243号機



SS8 0205号機 2008.04.09 武昌站

0131号機以降はヘッドライトが円形となり正面窓が小さく、また車体の角が丸く処理された車体となって登場した。

 

★2000番台



SS8 2002号機 2011.07.01 莘庄站

隴海線(西安—鄭州)用に歯車比を変え最高時速を130km/hに設定し試験的に2両が製造された。試験の結果、韶山SS7C型が採用されたため一般機と同様に最高時速170km/hに改められている。

 

★変則機



SS8 0117号機 2008.03.16 北京西站

0117号機は前期型であるが、0131機以降のような円形ヘッドライトと角を丸く処理された車体の変則機で、登場時は前面窓も大窓であった。

 



SS8 0121号機 2008.02.10 北京西站

0121号機はディスチャージヘッドライトを装備し、下部ライトは埋込式ではなく外嵌め式になっていた。現在は前面窓小窓化、DC600V客車給電装置設置、空調機器移設と下のライトも埋込式に改造されている。